Night Vew Home

実は学生の頃、セカンドハウスの設計課題で夜景を望む別荘を設計した。参考にした専門誌に掲載されていたリビングから眼下に望む夜景の 家をひと目みて心を奪われたからだである。そしてまさにこの家にはそのときの感覚と同じ情景が蘇ってきた。そんな憧れの家をバブルの頃で あれば不可能であったろう予算で手に入れてみてはいかがであろうか。
FACADE

道路側には車二台分の屋根付きカーポートがある。横はゴミステーション。オーナーはかつてセキュリティーシステムを採用していたようだ。



住み手の品格を静かに語る広く格調高い玄関

南向きの広いリビングダイニング。勾配天井が開放的である。天窓からも明るい光りが注ぐ。右手に見えるのは家事室。



8 帖+6 帖二間続きの和室は仕切りを取り外せば合宿も出来そうだ。この位広い座敷だとクラス会を開きたくなる。

人造大理石のカウンター、浄水器に食器洗い洗浄機に乾燥機。電子コンベックも備えるフル装備キッチン。ハナウタを唄いながら洗いものが 出来そうな眺め良い窓。


広いバルコニー、手摺とウッドデッキを直したら、四六時中腰掛けていたい空間である。

塗り替え、取替えが必要な部分。外壁は塗り替えが必要で、手摺はアルミ製に取替えたほうが良い。バルコニーの朽ちたウッドデッキは下がコ ンクリートなのでウッドデッキを取り除けば下のコンクリートだけでも使用出来そうだが、一番活躍する空間であろうからここは思い切って 耐抗性高い南洋材に張り替えて使いたい


2 階洋室には便利な引出し付きクローゼットが設えてある。三方窓なので風が吹き抜ける。

随所に贅沢が施されオーナーのこだわりが感じられる。

